衝撃 沖縄の人は見て!屋上にあるタンクの中身!

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先日、友人(水道屋)の仕事に同行したときに屋上にあるタンクの中を見る機会があったのですが、蓋を開けた瞬間・・・

蚊がブワアアアアアアアア・・・・

これはヤバイ予感がする。

中を覗いてみると

真っ黒!

長年清掃やメンテナンス等もしてなかったんでしょうね。

ボウフラも沸き、壁はコケがびっしり!

底にはヘドロ?や給水管のサビやらが溜まっている。

ここの建物には飲食店が2店舗入っていたのですが

この水を使用しお客さんに提供する飲食物を出しているかと思うと、寒気が・・・

飲食店の人達は、タンクがこのようになっている真実は知りません!

責任はタンクの持主(建物の持主)にあります。

ところで屋上にあるタンクって何?

基本的に屋上に設置してあるタンクは、貯水タンクと言い、高層の建物にも安定して給水できることや、災害時や断水が起こった場合でも建物内で使える水を確保できることです。
何十世帯も入っているマンションや、病院、学校や商業施設など常に水が必要になる建物に必要になってきます。
ただ、貯水槽の衛生管理を怠ると水質悪化の恐れがある点や、設置費、維持管理費、設置スペースの確保などはデメリットになってきます。

※受水槽の有効容量10立方メートル(10トン)以上は、水道法に基づく1年に一回の定期点検が必要になります。

※写真のタンクは容量5t位なので定期点検の義務はないです。

タンク内の水質問題(サビ・藻・アオコ・虫の発生)

サビ(錆)

錆は昔使用されていた鉄製の配管から発生します。最近は塩ビ製のものに切り替わってきているので、ほとんど心配することは無いですが、古い建物にはいまだに鉄製の配管が多いです。

藻・アオコ

藻類は水温15℃~30℃で繁殖でき、沖縄の貯水タンクの中では常に繁殖できてしまいます。
またアオコ自体には毒性があり、外国では死亡事故の報告もあります。
その藻類の死骸が積み重なってヘドロのように底にたまったりし、腐敗臭、カビ臭さの原因となり、配管の中やフィルターの所で目詰まりします。

沖縄の台風などでタンクの蓋に隙間が出来てしまい、蚊が入って卵を産み付けてボウフラや、蚊が発生します。

屋上タンクは必要なのか?

沖縄県では昭和56年7月~57年6月まで326日間に及ぶ給水制限
昭和63年~平成元年の160日の給水制限がありましたが、新しいダムが出来たり最近では海水を淡水化する施設が出来たことにより、給水制限はほぼなくなりました。
私は新築の戸建てを設計することが多いのですが、年配のお客様には屋上タンクを設置してほしいと要望を言われる事がありますが、上記の給水制限の話をし、水質汚染のほうが怖いという事で設置はしないほうが良いと進めています。
ただ、共同住宅等は、世帯数によって、タンクの設置が必要な場合や、その地域の水圧が弱いため屋上タンクにしかできない場合のみタンクを設置しています。

まとめ

・タンクの中は水質汚染されている可能性が
・現在は断水はほとんど無い
・戸建て住宅にはタンクはほぼ必要ない。水質汚染のほうが怖い。
・1年に一回はタンクの水を抜いて 掃除や定期点検を

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