【RC住宅の真実】第二話:RC住宅のデメリット

設計のヒント
この記事は約2分で読めます。

前回、RC住宅が鉄筋とコンクリートの最強タッグによって非常に頑丈であることを解説しました。しかし、この頑丈なRC住宅にも、特に沖縄の気候では深刻化する**「意外な弱点(デメリット)」**が存在します。


1. 宿命的な弱点:結露とカビの恐怖

RC住宅の最大の弱点は、コンクリートが熱を伝えやすいという性質にあります。

  • 結露の発生リスク:コンクリートの壁は、冬場に外気で冷やされやすくなります。室内の湿気を含んだ暖かい空気がこの冷えた壁や窓に触れると、結露が発生します。
  • 沖縄の気候で深刻化:本土よりも高い沖縄の湿度が、この問題を増幅させます。結露で水滴がついた壁や窓の周りは、カビが最も好む環境となり、カビ臭い匂いや、家族のアレルギーの原因となってしまうのです。せっかく頑丈な家でも、湿気対策を怠ると、快適性が大きく失われてしまいます。

2. 夏場の「蓄熱」と電気代の問題

RC住宅は熱を伝えやすいだけでなく、熱を蓄えやすいという性質もあります。

  • 夜間の放熱:夏場、猛烈な日差しを浴びて温められたコンクリートは、夜になっても熱を放出し続けます。これにより、室温がなかなか下がらず、夜通しエアコンをつけっぱなしにする原因となり、電気代の負担が増加します。

3. 建設コストと工期の長さ

RC住宅の頑丈さは、コストと時間という形で現れます。

  • 建設コストが高い:コンクリートを流し込むための複雑な型枠工事や、頑丈な基礎工事が必要なため、木造などに比べて建設コストが割高になる傾向があります。
  • 工期が長い:コンクリートが完全に固まるまでの**「養生期間」**が必要なため、着工から完成まで、木造住宅と比べて時間がかかります。

次回・第三話(最終話)では、RC住宅のメリットである「耐久性」や「遮音性」といった隠れた魅力、そして、この結露や湿気の問題を解消するための具体的な対策についてお話しします。

個人ブログでは面白おかしく、沖縄あるある 住宅事情 を発信しております。
興味がありましたら見てみてください。

スケルトンがお客様に提案する設計

私たちの設計事務所では、デザインだけでなく、家族の生活を中心に考えた家づくりを心がけています。

  1. 無駄のない選択: お客様のご要望をしっかりとお聞きし、本当に必要なものだけを取り入れたシンプルで機能的な設計を行います。
  2. 生活スタイルに合わせたデザイン: 家族それぞれの生活スタイルを尊重し、その声を反映させたデザインを提供します。
  3. 子どもと親の視点を考慮: 子どもたちや親の実年齢を考え、安全で使いやすい空間を設計します。
  4. 趣味を引き立たせる: 家族の趣味やライフスタイルを引き立たせるデザインを提案し、個性豊かな住まいを実現します。
  5. 将来性と可変性: 将来のライフステージに合わせて柔軟に対応できる設計を心がけ、長く安心して住める家を提供します。(スケルトン・インフィル)
  6. 耐震性と省エネ性: 高い耐震性と省エネ性を兼ね備えた、安全で環境に優しい住まいを提供します。
  7. 二世帯住宅の専門知識: 私のほうも二世帯住宅に住んでおります。二世帯ならではの奥様の悩み、解決策など、親世帯・子世帯それぞれが快適に暮らせる環境を提案いたします。
  8. 私は3歳と5歳の娘を育てる父親でもあります:現在の子育て世帯のニーズや悩みを毎日実践中です。現在の悩みを聞きながら家族全員が笑顔で過ごせる家づくりを提案します。

お客様の理想の住まいを共に創り上げます。お気軽にご相談ください。

↓建築設計事務所スケルトン の お仕事

お家造る時は何から考えたら良いのだろう?誰に相談したらいいの?
予算はどのくらいかかるのだろう?
その質問にお答えします。お気軽にお問合せください。
建築設計事務所 スケルトン
電話番号/FAX 050-8881-8005
メール sukeruton.sekkei@gmail.com