1. はじめに:坪単価150万円は「高い」のか?
沖縄の現場で肌で感じているリアルな数字をお伝えします。現在、RC造の坪単価は130万〜150万円がスタンダードです。数年前の「坪100万円」を知る方には驚きの数字かもしれません。しかし、これは単なる値上げではなく、世界規模での「お金の価値の変化」なのです。
「高すぎて手が出ない」と感じる方も多いはず。しかし、プロの視点から見ると、この価格上昇には抗いようのない背景があり、さらに「待てば安くなる」という保証はどこにもありません。
2. なぜ建築費は上がり続けるのか?(本質的な理由)
建築資材の多くは海外からの輸入に頼っています。円安が進み、外貨に対して日本円の価値が下がれば、資材価格が跳ね上がるのは自明の理です。
卵の価格を思い出してください。 かつて100円だったものが、今や300円。約3倍になっています。人件費は全く変わっていません。ニワトリの餌代や世話にかかる他の資材(輸入)、輸送代などが上がって消費者に届くまでに金額が跳ね上がっています。現在は企業努力でなんとかなっている人件費を上げる方向に傾けば、卵の価格はどうなるでしょうか?
これと同じことが建築業界でも起こり得ます。数年後、今の建築費がさらに「3倍」になっていても、誰も否定はできない時代なのです。
3. 「借金」が実質的に目減りする?今建てるべき経済的理由
「今、大きなローンを組むのは怖い」と感じるかもしれません。しかし、インフレ(物価上昇)の局面では、驚くべき逆転現象が起こります。
もし将来、物価上昇に合わせて給料が上がれば、今借りた「ローンの数字」は相対的に小さくなります。
- 例: 月々10万円の返済は、手取り20万円の人には重いですが、物価と給料が上がり手取りが60万円になれば、負担感は3分の1になります。
つまり、「物価が上がる前に、今の固定された数字で借金をして家を建てる」ことが、将来的に実質的な借金を減らすことに繋がるのです。
4. 「家を作る」か「賃貸」か。資産としてのRC造
沖縄において、RC造(コンクリート住宅)は単なる住居ではなく、数少ない「価値の落ちにくい資産」です。
- 賃貸: 払い続ける家賃は、大家さんの資産形成を助けるだけ。
- 持ち家: インフレ下では、モノ(建物や土地)の価値は上がります。
「今が一番高い」のではなく、「今が一番安い」。これが、日々現場で世界中の資材高騰と向き合っている私たちの正直な感覚です。
5. 「家を作る」か「賃貸」か。判断の基準
- 家を作るべき人: * 沖縄の気候(台風・塩害)に負けない「資産」を残したい。
- 二世帯住宅などで、家族の絆や生活の質を最大化したい。
- 自分たちのライフスタイルに合わせた「自由設計」に価値を感じる。
- 賃貸を選ぶべき人:
- 数年単位で住み替える可能性がある。
- メンテナンス費用や固定資産税などのリスクを負いたくない。
プロの本音: 坪130万~150万の家は確かに高価です。しかし、賃貸は「他人の資産」への支払いです。大家さんは家賃収入で生活しているため、物価が上がって自分の生活が苦しくなれば、賃貸者への家賃に転化されます。
持ち家は「自分たちの資産」への投資です。特に沖縄では、RC造の住宅は中古市場でも価値が落ちにくいため、長期的な視点では家づくりに軍配が上がるケースが多いです。15年前に3000万で30坪の家を建てて、売りに出すと3000万以上で売れたと言うケースが多くあるのが現状です。
6. まとめ:スケルトンからのメッセージ
建築費が高騰しているからこそ、「なんとなく建てる」のは危険です。 無駄な空間を削ぎ落とした賢い自由設計、あるいは将来を見据えたリノベーション。私たちは、この坪150万円時代に、どうすればお客様の予算内で「本当に価値のある家」がつくれるかを日々追求しています。
個人ブログでは面白おかしく、沖縄あるある 住宅事情 を発信しております。
興味がありましたら見てみてください。

スケルトンがお客様に提案する設計
私たちの設計事務所では、デザインだけでなく、家族の生活を中心に考えた家づくりを心がけています。
- 無駄のない選択: お客様のご要望をしっかりとお聞きし、本当に必要なものだけを取り入れたシンプルで機能的な設計を行います。
- 生活スタイルに合わせたデザイン: 家族それぞれの生活スタイルを尊重し、その声を反映させたデザインを提供します。
- 子どもと親の視点を考慮: 子どもたちや親の実年齢を考え、安全で使いやすい空間を設計します。
- 趣味を引き立たせる: 家族の趣味やライフスタイルを引き立たせるデザインを提案し、個性豊かな住まいを実現します。
- 将来性と可変性: 将来のライフステージに合わせて柔軟に対応できる設計を心がけ、長く安心して住める家を提供します。(スケルトン・インフィル)
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