「今は建築費が高すぎる。落ち着くまで待った方がいいのでは?」
現在、ナフサ(粗製ガソリン)不足の影響で建築資材の生産がストップし、現場が混乱しています。その不安から、家づくりを先延ばしにしようと考えている方は少なくありません。
しかし、現場の最前線にいる建築士として、私はあえて厳しい現実をお伝えします。 「待てば安くなる」という保証は、どこにもないのです。
1. 卵の価格と、住宅の価格はつながっている
スーパーで卵の値段を見てみてください。以前よりずっと高くなっていますよね。 鶏の餌となる穀物を作るには肥料が必要で、種をまき、収穫し、輸送する……そのすべての工程に石油が関わっています。
建築資材も全く同じです。 ナフサ不足が解消されたとしても、一度上がった物流費や人件費が元の水準まで下がることは、過去の歴史を振り返ってもまずありません。
今の300円の卵が、3年後に600円になっていてもおかしくない世界。 その時、住宅の価格だけが下がっていると、本当に思えるでしょうか?
2. 「新築」一択ではない、資産防衛の考え方
もし、あなたがまだ土地を持っていないのであれば、選択肢を広げてみてください。 新築だけでなく、「マンション」や「中古物件」の購入を検討するのも、立派な戦略です。
- ナフサの影響を受けない: 中古物件は「現時点の売買価格」で取引されます。これから作る新築のように、工期遅延や資材高騰の追加リスクに怯える必要がありません。
- 時間は資産: 新築が完成するまで1年、2年と待つ間に払う家賃は、自分の資産にはなりません。それは単に「大家さんの生活費」として消えていくだけです。
3. 「5,000万円」で買ったものが「1億円」になる可能性
将来を100%確約することはできません。ですが、インフレが加速する世界では、**「現金を持っているより、現物(不動産)を持っている方が強い」**のは鉄則です。
例えば今、5,000万円で中古物件やマンションを買ったとします。 3年後、あらゆる物価が倍になっている世界では、その物件が1億円の価値を持っていても不思議ではありません。仮に建物が古くなっても、土地の価値が上がれば、買った時より高く売れることさえあり得るのです。
逆に言えば、「安くなるまで待とう」と3年間何もしなかった人は、3年後には手が届かないほど値上がりした物件を眺めることになるかもしれません。
まとめ:今、動ける人が「資産」を守れる
もちろん、家計がギリギリでリスクを許容できない方は、今は待つべきです。 しかし、少しでも余力があるのなら、新築であれ中古であれ、**「今、この瞬間の価格で不動産を手に入れること」**が、将来の自分と家族を守る最大の防衛策になります。
大切なのは、「いくらで買えるか」ではなく、「将来いくらの価値になるか」です。
次回は、それでも**「どうしても新築を諦めたくない!」という方へ、裏技をお話しします。

【新規受付】いつもブログをご覧いただいている皆様へ
2026年6月
現在多くのご相談をいただいており、直近の着手分は予定数に達したため受付を終了いたしました。
この受付終了は、現在すでに設計に着手しているお客様の家づくりにおいて、その質を最大限に担保し、一棟一棟に誠実に向き合うための決断です。私たちは効率や棟数を追う量産型の家づくりではなく、クオリティを最優先に考えているため、一度に多くの案件を並行して進めることはいたしません。
そのため、これからの募集は当事務所の家づくりに共感し、9月から10月以降の着手をお待ちいただける方に限定させていただきます。
「広さに縛られず、豊かで価値の続く住まいを」 その想いを共有できる方との丁寧な家づくりを楽しみにしております。
【お問い合わせ】
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スケルトンが提案する家づくり
私たちの設計事務所では、単にデザインだけでなく、そこで営まれる家族の生活を中心に据えた家づくりを行っています。
専門家としての経験に基づき、私たちがお客様に提案する設計の柱は以下の4点です。
1. 本質を見据えた無駄のない設計
お客様のご要望を丁寧に汲み取り、本当に必要なものだけを取り入れた、シンプルで機能的な空間を設計します。家族それぞれの生活スタイルや趣味を尊重しながら、日々の家事動線や家族の目線が交わる快適な間取りを実現します。
2. 将来の変化に寄り添う可変性(スケルトン・インフィル)
子どもたちの成長や独立など、ライフステージの変化に合わせて柔軟に間取りを変更できる設計を心がけています。20年後、30年後も家族の成長に合わせ成長していく建物。そして長く安心して住み継げる資産価値の高い家を提供します。
3. 家族の命と暮らしを守る確かな性能
目に見える意匠性と同じくらい、建物の基礎となる骨格の性能を重視しています。高い耐震性と省エネ性を兼ね備え、近年の気候変動や自然災害からも家族の命と健康を守る、安全で環境に優しい住まいを構築します。
4. 子育て・二世帯住宅の当事者だからできる提案
私自身、4歳と6歳の娘を育てる父親であり、同時に自ら二世帯住宅に暮らす当事者でもあります。現在進行形で子育て世帯のニーズや悩みに向き合い、二世帯同居ならではの奥様のストレスや課題に対する具体的な解決策を持ち合わせています。実体験に基づいたリアルな視点で、親世帯・子世帯の全員が笑顔で暮らせる環境をご提案します。
すぐに設計に取り掛かることはできないのですが、事前相談は無料なので、お気軽にご連絡ください。
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