【RC住宅の真実】第三話:長寿命の家にするためには?対策集!

設計のヒント
この記事は約3分で読めます。

前回、RC住宅が持つ結露やコストといった弱点について解説しました。この最終話では、RC住宅が持つ隠れたメリットと、その弱点を解消して家を長寿命化するための具体的な対策についてまとめます。


1. RC住宅の隠れた魅力

RC住宅は、安全性の高さだけでなく、住み心地や資産価値においても優れたメリットを持っています。

  • 高い耐久性と資産価値 適切な設計とメンテナンスを行えば、法定耐用年数(47年)を超えて、100年近い長寿命も期待できます。建物の寿命が長いことは、長期的な資産価値の維持につながり、次世代へ住まいを引き継ぐ上でも大きな魅力となります。
  • 高い遮音性 密度の高いコンクリートの壁や床が音を遮るため、外部の騒音(車の音、飛行機の音など)が室内に入りにくく、また、生活音が隣室や階下に響きにくいというメリットがあります。静かで快適な室内環境を実現します。

2. 弱点を克服し、家を長寿命化する3つの対策

RC住宅の最大の弱点である「結露」と「蓄熱」の問題は、設計段階での対策がすべてです。これらの対策を行うことで、RC住宅は理想的な長寿命の家となります。

対策1:断熱材で外気を完全にシャットアウト

結露と蓄熱を防ぐための最も重要な対策は、断熱です。

  • 壁や屋根に適切な断熱材を施工し、外の暑さや寒さをコンクリートに伝えないようにすることが必須です。これにより、冷やされすぎた壁が結露するのを防ぎ、夏場の熱が室内にこもるのを防ぎます。

    一番は、外断熱ですが、コストが掛かりすぎる・・・

    一般的に採用されている方法は
    屋上遮熱塗装です。

    たまに断熱ブロック

    ZEH住宅にする方は、太陽光を屋根に載せて直射日光を遮蔽

対策2:計画的な換気で湿気を排出と言いたい所ですが

沖縄の湿度が高い空気をそのままにしていると、結露やカビのリスクが高まります。

  • 機械換気システムなどを利用して、家中の空気を循環させる換気計画が欠かせません。新鮮な空気を取り入れ、湿気を外に排出することで、カビの発生しにくい環境を保ちます。

    ですが・・・・いくら換気をしても、クローゼットの中や、部屋の隅、家具の後ろななどは空気が流れないためカビが生えやすいです。

    カビは空気中にどこにでもいます!
    カビを生えなくするには、室内と外気で全く同じ条件にすると生えません。

    外でカビが生えているの見かけますか?

    でも、外気と同じ環境にすると人間には耐えられません・・・

    実際、最近の生活と言えば、窓も開けず、給気口も閉じ、換気をしていない方々が多いと思います。そうすると空気がよどんでカビが生えてくる悪循環です。

    たまに電気代がかかるからと言って、浴室、トイレ等の換気扇を消す方が居ますが、絶対駄目です!空気が流れず、カビの原因となります。

    エアコンは室内を設定温度まで冷やすまでが電気量をめちゃくちゃ消費します!
    設定温度まで冷やすと、後は扇風機程度の電気量です!

    私の家は3LDKでエアコン3台、サーキュレーター2台、
    蒸し暑くなってくる4月~11月までは家にあるエアコンは一切電源は消さずフル稼働です。(設定温度26°~27° 湿度50%)
    ※温度を下げすぎると、熱い場所と、冷たい場所の温度ムラができカビが生えやすいです。
    家のどこにも一切カビは無いです!

    エアコンや、サーキュレーターを多用し、室内の空気を撹拌し温度ムラを無くすことが最重要とです!

対策3:日射制御で「熱の入口」を防ぐ設計が必要!

特に夏場の蓄熱対策として、窓からの熱の侵入を防ぐことが重要です。

  • 窓を小さくし、室内に入ってくる熱を少なくすることと、深い**庇(ひさし)**を設けることで、強い太陽の熱を家の中に入れる前に遮る工夫が大切です。

まとめ

RC住宅は、台風の多い沖縄において、家族の安全を守るための最も信頼できる構造です。

その優れた構造を最大限に活かし、**「断熱・換気・遮熱」**といった対策を講じることで、RC住宅は単に頑丈なだけでなく、長期間にわたって快適に住み続けられる長寿命の家となるのです。

【新規受付】いつもブログをご覧いただいている皆様へ

多くのご相談をいただいており、直近の着手分は予定数に達したため受付を終了いたしました。

この受付終了は、現在すでに設計に着手しているお客様の家づくりにおいて、その質を最大限に担保し、一棟一棟に誠実に向き合うための決断です。私たちは効率や棟数を追う量産型の家づくりではなく、クオリティを最優先に考えているため、一度に多くの案件を並行して進めることはいたしません。

そのため、これからの募集は当事務所の家づくりに共感し、9月から10月以降の着手をお待ちいただける方に限定させていただきます。

「広さに縛られず、豊かで価値の続く住まいを」 その想いを共有できる方との丁寧な家づくりを楽しみにしております。

【お問い合わせ】
スケルトン メールアドレス  sukeruton.sekkei@gmail.com

個人ブログでは面白おかしく、沖縄あるある 住宅事情 を発信しております。
興味がありましたら見てみてください。

スケルトンが提案する家づくり

私たちの設計事務所では、単にデザインだけでなく、そこで営まれる家族の生活を中心に据えた家づくりを行っています。

専門家としての経験に基づき、私たちがお客様に提案する設計の柱は以下の4点です。

1. 本質を見据えた無駄のない設計

お客様のご要望を丁寧に汲み取り、本当に必要なものだけを取り入れた、シンプルで機能的な空間を設計します。家族それぞれの生活スタイルや趣味を尊重しながら、日々の家事動線や家族の目線が交わる快適な間取りを実現します。

2. 将来の変化に寄り添う可変性(スケルトン・インフィル)

子どもたちの成長や独立など、ライフステージの変化に合わせて柔軟に間取りを変更できる設計を心がけています。20年後、30年後も家族の成長に合わせ成長していく建物。そして長く安心して住み継げる資産価値の高い家を提供します。

3. 家族の命と暮らしを守る確かな性能

目に見える意匠性と同じくらい、建物の基礎となる骨格の性能を重視しています。高い耐震性と省エネ性を兼ね備え、近年の気候変動や自然災害からも家族の命と健康を守る、安全で環境に優しい住まいを構築します。

4. 子育て・二世帯住宅の当事者だからできる提案

私自身、4歳と6歳の娘を育てる父親であり、同時に自ら二世帯住宅に暮らす当事者でもあります。現在進行形で子育て世帯のニーズや悩みに向き合い、二世帯同居ならではの奥様のストレスや課題に対する具体的な解決策を持ち合わせています。実体験に基づいたリアルな視点で、親世帯・子世帯の全員が笑顔で暮らせる環境をご提案します。

すぐに設計に取り掛かることはできないのですが、事前相談は無料なので、お気軽にご連絡ください。

↓建築設計事務所スケルトン の お仕事

お家造る時は何から考えたら良いのだろう?誰に相談したらいいの?
予算はどのくらいかかるのだろう?
その質問にお答えします。お気軽にお問合せください。
建築設計事務所 スケルトン
電話番号/FAX 050-8881-8005
メール sukeruton.sekkei@gmail.com